極私的読書感想文・母子関係の呪縛
本エントリでは私小説気取りで、事実も妄想も綯い交ぜの自分の脳内を綴ります。
敢えて、表に出る形で残したかったので臆面もなく、publishします。
正直言って書いてるだけでも自分の自意識過剰が恥ずかしくて死にそうになったのですが ね。1
10年経ってこの文章を読んだときに
恥ずかしい奴め、と自嘲できればいいと思う。
わたしの胎内で育っている子は、男児である。
誤解を恐れず正直に言うと、
「女児でなくて良かった」
と心底思っている。
女児を生むかもしれないと思うと、怖くて仕方なかった。
男の子だとわかったときは、涙が出たくらいだ。
何を恐れていたのかというと、
わたしが歩んできたような母と娘の関係を繰り返してしまうのではないかと、不安だったのだ。
4月、産前休暇に入ってから、そのことを繰り返し考えるようになった。
不安の波は再び訪れ、参考となる書籍を読みあさることで答えを求めた。
そしてやっと、この思考のループにひとつの答えを示す書と出会ったのだ。
本稿では、答えの糸口にたどり着く助けとなった以下の書籍の内容・感想を交えて
いまの思いと、これからへの思いについて記録しておく。
「母は娘の人生を支配する」
「だから母と娘はむずかしい」
「親の毒 親の呪縛」
「インナーマザー ーあなたを責め続けるこころの中のお母さんー」
書との出会い、導出
わたしがこの問題を考えるきっかけとなったのは、
何の気なしに図書館で借りた「母は娘の人生を支配する」であった。
上述の四冊のうち、「母は娘の人生を支配する」と「だから母と娘はむずかしい」の二冊に関しては、いずれもケーススタディ的に小説や映画の事例を紹介して分類しているだけに留まっている。
そんな折、「親の毒 親の呪縛」を紹介された。(via @yasuyukima)
しかし岸田秀・原田純 両著者の対談形式で進む本書はカテゴリ的には事例集であり、わたしが求めていた答えを示すものではなかった。そのため、あまり没入できなかったというのが本音だった。
そして最後に出会った「インナーマザー」が、わたしが長年抱えていた母子関係に関するもやもやを解き明かす手がかりをくれた。
「インナーマザー」
この書籍を構成する、大きな2つの概念がある。「インナーマザー」と「親教」である。
下記に、「インナーマザー」の内容より概要を紹介する。
・「インナーマザー」
インナーマザーは自分を内から責め続ける「批判者」である。
自分の存在を丸ごと認めてもらえなかった、そんな思いから生じる。
母、親そのものというよりも「世間様」と言う方が適切かもしれない。
・「親教」
インナーマザーに心を支配された人は「親教」の信者となる。
親教信者の特徴としては以下の10点が挙げられる。
- 行動が周囲の期待に縛られる
- 適正な自己評価ができない
- 適正なNOがいえない
- 嫉妬深く、相手を束縛する
- 被害妄想におちいりやすい
- 自分の感情が感じられない
- 寂しがり屋で、愛されたがり屋である
- 自分で自分をいじめる
- 離人感がある
- 親にほんのり「申し訳ない」と思っている
わたしの自覚は驚くほどこれらの特徴に合致していた。
これも、わたしがこの本に傾倒する(苦笑)ポイントとなった。
・インナーマザー と インナーチャイルド
インナーチャイルド はアダルトチルドレンの癒しの過程で不可欠な概念として用いられるそれと同義。
「グリーフ・ワーク」「チャイルド・インナー・ワーク」を通して
インナーチャイルドが声を発せられるようにしていくことでインナーマザーの呪縛から逃れる術を会得する。
これからの歩き方、抱負
#…「インナーマザー」盲信傾倒一辺倒な文章になってしまってスミマセン。
しかし、わたしは「インナーマザー」と出会って、根本原因を明確にすることができた。これは大きな収穫であったと考えている。
その根本原因とは、「親離れ」「子別れ」ができていない こと。
今後、健全な母子2 関係を築いていくにはにはある程度の割り切りが必要なのだ、と思う。
「インナーマザー」にもあるように、わたし自身が母親となり、東京を離れる いまが最大の好機なのだ。
P.182
赤ちゃんを産めば母親になり、娘としての自分は喪失されます。
わたしの脳内には「母に束縛されていた、生かされていた」そういう思いがある。
例えば幼い頃、彼女がわたしを見捨てたら今のような生き方は到底できなかっただろう。
そして彼女はわたしの自立を拒んだ。(とわたしは感じてきた)
口では「自由にしていい」といいながら、わたしを無力な存在にしておきたかったのだろう。
「早く家を出たい」
ずっとそう思い続けてきた、けれどそうしなかったのは恐らく『申し訳ない』『かわいそう』という思いであったのだろう。
ただただ、生きづらさを抱えていた。
小学校時代に抱いた「友達の作り方がわからない」という思いに端を発し、今に至っても被害妄想が激しく、健全な人間関係の築き方をわたしは知らない。
それでも、わたしは解決方法に自分でたどり着いていたのだ。
- 自分の内なる声を認めること。
- 自分の子の人格を尊重し、受け止めること。
ただ、自分が母親となったとき、道を誤らずに実行できるか、それが不安だった。
「インナーマザー」終盤にこのような記載がある。
P.229
「自分は幸福で運が良い」と子どもに思いこませる。親の仕事はこれにつきるのです。
わたしは、気づくことができた。
そしてわりと健全な3 精神を持った配偶者を得ることができた。
それだけでも、わたしと母が歩んだ軌跡とは大きく異なっている。
ここにたどり着けたことが 既に幸福なのだ、と思う。
うまくやれるのかは心底不安だけれども、できる限りの精一杯で、君に「無条件の愛」を注ぎたい。
参考:今後読んでみたい本
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私は将来生まれてくる子供は女の子も男の子もほしいなって思っとるんやけど、たしかに「女の子をうまく育てられるんやろうか」って不安に思うことがよくあった。母娘よりも前に「女」っていう性別があるのは父息子と違うところなんやろうな。でも、「母も女なんやな」と理解できるようになるとかなり楽になった気がするよ。まぁそれからいい関係を構築できたかっていうと甚だ謎やけどw
あと、私も親教信者の特徴でめちゃめちゃ合致していて驚いた。簡単に共感したいなんてことは思ってないけど、いちおう書いておくね。
>うまくやれるのかは心底不安だけれども、できる限りの精一杯で、君に「無条件の愛」を注ぎたい。
きっとこれはこれから親になる人誰もが感じる不安やと思うけど、きっとpinkmacたんなら大丈夫。10年後、20年後にこの文章を書いてよかったって思えるんじゃないかな。
素敵なエントリーでした。ありがとう。
いい本に出会えたようで、私も本読みの一人としてうれしく思います。
pinkmacなら素敵なお母さんになれる。きっとね。
yumiちゃん
読んでくれてありがとう。
「女の子をうまく育てられるんやろうか」というのは
娘であった女ならば誰しも抱いたことのある思いなのかもしれないね。
そーり先輩
本との出会いでこんなにブレイクスルーしたのは久しぶりで、嬉しかったですよ。
これからがんばります!!!!
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